沿岸部の大船渡市、陸前高田市、内陸部住田町の二市一町は気仙地域と呼ばれ、古くから交流も盛んです。そのひとつである住田町は清流気仙川や種山ヶ原、五葉山、滝観洞など自然豊かな町であり、古くから宿場町として発展した町です。川が流れ土蔵が建ち並ぶ町並みはとても美しく、歴史を感じることができます。
『バリ蔵 in Sumita Clutch 』では、その土蔵でガムランを上演します。また、参加者の方々と、音のなるもの、手作り楽器などで合奏したいと思います。
土蔵に響き渡る音と音、暑い夏のハーモニーをお楽しみください。

日時:8月18日(月)19:00〜21:00

入場無料

会場:住田町「Sumita Clutch」


住所:岩手県気仙郡住田町世田米字世田米駅78

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バリ舞踊
バリ写真2CokFebby,Kadek_Legong.jpgチョコルダ・アリット・アルタワン
 / Cokorda Alit Artawan
チョコルダ・イストゥリ・アナスタシア・ウェダリ
 / Cokorda Istri Anastasia Wedari
ニ・カデ・ドゥイ・ダルマ・プリアンティニ
 / Ni Kadek Dwi Dharma Priantini

インドネシアのバリ島では、バリ・ヒンドゥー教寺院の祭礼や儀礼、冠婚葬祭、パーティーなどで、必ずさまざまな芸能が演じられます。なかでも踊りは最も欠かせないものの1つ。村々には自慢の踊り手がおり、神様に捧げると同時に人々を楽しませる、優れた存在として、人々に尊敬されています。バリ島きっての芸能の宝庫、ギャニャール県スカワティ郡シンガパドゥ村より来日の3名は、いずれも幼少期より舞踊劇・音楽芸能などに親しみ、当たり前のように自らも踊り手として、祭礼や儀礼、コンテストや芸術祭等で活躍しています。
精緻かつダイナミックな表現で、男性仮面舞踊手として現地で有名なチョコルダ・アリット・アルタワンは、画家・造形作家としても才能を発揮、現在、国立芸術大学においてヴィジュアル・コミュニケーション・デザインの講師を担当。その姪と相方のペアは中学生、宮廷舞踊「レゴン」を活き活きと魅せてくれます。また、日本人舞踊家の3名は、バリ舞踊家として数々のステージに立ち、バリ舞踊教室で講師を務めるなど、各地で活躍中です。


ガムラン演奏
ガムラン写真.jpg櫻田素子
軍司愛

ガムラン gamelan は、インドネシアに主にみられる、銅鑼や鍵盤打楽器、竹笛などによって編成される合奏音楽です。楽器は青銅製、竹製など、地域によって様々な種類があり、特に、ジャワ島とバリ島のガムランは個性的で優れた音楽として、世界の音楽家・研究者たちに広く知られています。演奏は、日本を代表する実力派ガムラン・グループ、トゥラン・ブーラン Terang Bulan(インドネシア語で「明るく輝く月」という意味)。ガムラン奏者、櫻田素子によって3~20名前後まで自在に編成され、ダンサーとの数々の共演の他、バリ伝統曲、オリジナル作品、コラボレーションなど、東京・神奈川を中心に各地で精力的に演奏活動を行っています。2009年バリ芸術祭、2014年バリ島でのゴング・クビャール100周年記念祭にて公演、その演奏力とオリジナリティは現地でも高い評価を受けています。http://www.yk.rim.or.jp/~onmoto
CD『ガムランの小箱』(honeypancake)、櫻田素子著書:『ガムラン、ゆらぎの音色』(CD付き、プリズム社 )