東北の盆踊りや郷土芸能を全国の人が習いに行く「習いに行くぜ!東北へ!!」第三弾をお届けします。今回はスペシャル国際企画として、地元・大船渡市立根(たっこん)の『川原鎧剣舞』とインドネシアの『バリ舞踊とガムラン』の豪華2本立て。観るだけではなく、ぜひこの芸術祭の中で体験してください。なかなかこんな機会はないですよ。何年か後には、あなたもその中で踊っているかも!?

日時:8 月 20日(水)・21日(木)
17:00〜19:00 バリ舞踊+ガムランを習う
19:30〜21:00 川原鎧剣舞を習う

会場:リアスホール(大船渡)


住所:岩手県大船渡市盛町字下舘下18-1
盛駅より徒歩、約15分

■参加費:1000円(それぞれ2日間通しで)
■定員:各20名(定員になり次第締め切りとさせていただきます)
■申込み先:サンフェス事務局 MAIL info@sanfes.com

バリ舞踊
バリ写真2CokFebby,Kadek_Legong.jpgチョコルダ・アリット・アルタワン
 / Cokorda Alit Artawan
チョコルダ・イストゥリ・アナスタシア・ウェダリ
 / Cokorda Istri Anastasia Wedari
ニ・カデ・ドゥイ・ダルマ・プリアンティニ
 / Ni Kadek Dwi Dharma Priantini

インドネシアのバリ島では、バリ・ヒンドゥー教寺院の祭礼や儀礼、冠婚葬祭、パーティーなどで、必ずさまざまな芸能が演じられます。なかでも踊りは最も欠かせないものの1つ。村々には自慢の踊り手がおり、神様に捧げると同時に人々を楽しませる、優れた存在として、人々に尊敬されています。バリ島きっての芸能の宝庫、ギャニャール県スカワティ郡シンガパドゥ村より来日の3名は、いずれも幼少期より舞踊劇・音楽芸能などに親しみ、当たり前のように自らも踊り手として、祭礼や儀礼、コンテストや芸術祭等で活躍しています。
精緻かつダイナミックな表現で、男性仮面舞踊手として現地で有名なチョコルダ・アリット・アルタワンは、画家・造形作家としても才能を発揮、現在、国立芸術大学においてヴィジュアル・コミュニケーション・デザインの講師を担当。その姪と相方のペアは中学生、宮廷舞踊「レゴン」を活き活きと魅せてくれます。また、日本人舞踊家の3名は、バリ舞踊家として数々のステージに立ち、バリ舞踊教室で講師を務めるなど、各地で活躍中です。


ガムラン演奏
ガムラン写真.jpg櫻田素子
軍司愛

ガムラン gamelan は、インドネシアに主にみられる、銅鑼や鍵盤打楽器、竹笛などによって編成される合奏音楽です。楽器は青銅製、竹製など、地域によって様々な種類があり、特に、ジャワ島とバリ島のガムランは個性的で優れた音楽として、世界の音楽家・研究者たちに広く知られています。演奏は、日本を代表する実力派ガムラン・グループ、トゥラン・ブーラン Terang Bulan(インドネシア語で「明るく輝く月」という意味)。ガムラン奏者、櫻田素子によって3~20名前後まで自在に編成され、ダンサーとの数々の共演の他、バリ伝統曲、オリジナル作品、コラボレーションなど、東京・神奈川を中心に各地で精力的に演奏活動を行っています。2009年バリ芸術祭、2014年バリ島でのゴング・クビャール100周年記念祭にて公演、その演奏力とオリジナリティは現地でも高い評価を受けています。http://www.yk.rim.or.jp/~onmoto
CD『ガムランの小箱』(honeypancake)、櫻田素子著書:『ガムラン、ゆらぎの音色』(CD付き、プリズム社 )


川原鎧剣舞 かわらよろいけんばい
(岩手県大船渡市町川原)
【103】川原鎧剣舞_resize.jpg川原鎧剣舞は壇ノ浦で滅亡した平家一門が、武者の亡霊となって源義経一行を苦しめた際に、弁慶が経巻を取り出し経文を読み上げて退散浄仏した様子を演舞化したものといわれ、それぞれの役割を表す仮面をかぶり、鎧を着けて踊る。1772年以来、盛衰を繰り返しながら伝承され、昭和11年(1936)に川原、久保両地区の有志により現在の剣舞が再興され、今日に至っている。